
東京:トヨタ自動車とマツダは、運輸省が両社の車種の認証申請に不正があることを発見したため、一部の車両の出荷と販売を一時的に停止した。
運輸省は月曜日、トヨタ自動車とマツダ自動車、本田技研工業、スズキ自動車、ヤマハ発動機のモデル認証申請書に不正が見つかったと発表した。同省はトヨタ、マツダ、ヤマハに対し、一部車両の出荷停止を命じた。
今回の事態は、日本の自動車メーカー間の安全試験スキャンダルの拡大を意味する。同省は、昨年発覚したトヨタの小型車部門ダイハツの安全試験スキャンダルを受け、各自動車メーカーに自動車認証申請の調査を要請していた。
世界最大の自動車メーカーであるトヨタは月曜日、日本製の3車種の出荷と販売を一時的に停止したと発表した。豊田章男会長が月曜0800GMTに記者会見する予定。
運輸省は別途、火曜日にトヨタ本社の立入検査を実施すると発表した。
マツダは先週木曜日から、スポーツカー「ロードスターRF」とハッチバック「マツダ2」の出荷を一時停止した。
また、生産が終了した「アテンザ」と「アクセラ」の衝突試験で、前面衝突の際に車載センサーに頼らずタイマーでエアバッグを作動させるなどの改ざんが行われていたことも判明した。
ヤマハはスポーツバイクの出荷を停止したと発表した。
ホンダもこの後記者会見を開く予定だが、2017年10月までの8年以上にわたる騒音・出力試験で、現在は生産されていない約20車種のモデルで不正が見つかったと発表した。
トヨタの広報担当者は、同社は自動車の燃費と排出ガスに関する問題を調査中で、6月末までに調査を完了することを目指していると付け加えた。
トヨタ株は1.8%下落し、TOPIXの0.9%上昇を下回った。マツダ株は3.3%下落した。
トヨタは、カローラ・フィールダー、アクシオ、ヤリス・クロスの3つの市販モデルについて、歩行者保護と乗員保護の試験で不適切なデータを提供し、レクサスの高級ブランドで販売されているものを含む4つの人気モデルの生産終了バージョンについて、衝突試験やその他の試験方法に誤りがあったと発表した。
また、規制に違反するような性能上の問題はなく、顧客が車の使用を中止する必要はないと付け加えた。
ダイハツの不祥事では、調査委員会が、88,000台の小型車(そのほとんどがトヨタとして販売されたもの)に対して実施された側面衝突安全テストが不正であったことを明らかにした。
ロイター