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円下落、一時160円台半ば=37年半ぶり安値、為替介入警戒―欧米市場

(Reuters)
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26 Jun 2024 12:06:56 GMT9
26 Jun 2024 12:06:56 GMT9

【ニューヨーク、ロンドン時事】26日の欧米外国為替市場では、米早期利下げ観測が後退する中、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが加速し、円相場は一時1ドル=160円60銭台に下落した。これは1986年12月以来、約37年半ぶりの円安水準。市場では日本政府・日銀による為替介入への警戒感が再び強まっている。ニューヨーク市場は午前10時17分時点で160円40~50銭と、前日午後5時比79銭の円安・ドル高。

 米連邦準備制度理事会(FRB)高官の早期利下げに否定的な発言を受け、米長期金利が上昇。市場では、高金利のドルを買って低金利の円を売る動きが広がった。日本の通貨当局の「防衛ライン」とみられていた160円を超えたことで、円売りに勢いがついた。

 財務省の神田真人財務官が最近の急速な円安の進行について「深刻な懸念を有している」と発言したと伝わり、円はいったん160円近辺まで戻したが反応は限定的だった。 

 円は4月29日に160円台に下落した直後、154円台まで急反発。5月3日には一時151円台後半まで上昇した。その後、日本政府・日銀が月次として過去最大の9兆7885億円の為替介入を行っていたことが判明。しかし、日米の金利差を背景とした円売り圧力は根強く、わずか2カ月で介入前の円安水準に押し戻された形だ。

 円は対ユーロでも売られ、一時171円50銭と過去最安水準に下落した。同時刻現在は1ユーロ=171円40~50銭と、42銭の円安・ユーロ高。

JIJI Press

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