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ADNOCのRuwais LNG、シェル、トタル、BP、三井物産に40%の権益を譲渡と情報筋

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11 Jul 2024 06:07:49 GMT9
11 Jul 2024 06:07:49 GMT9

ロンドン/シンガポール】アブダビ国営石油会社(ADNOC)は、ルワイス液化天然ガス(LNG)プロジェクトの40%の権益を、エネルギー・メジャーのシェル、トタル・エナジーズ、BP、日本の三井物産の4社に割り当てた、と関係筋がロイターに語った。

この4社は、アラブ首長国連邦(UAE)のLNG生産量を2倍以上にするプロジェクトに10%ずつ出資し、2028年後半までに年間約960万トンを生産する予定だという。

ある情報筋によると、ADNOC はもう 5%の権益を別のパートナーに譲渡する予定であるという。

また、ADNOCは年産2百万トンの権益を株主に割り当てたと、別の関係者は他の関係者と同様に匿名を条件に語った。

同筋によると、各社は市場よりも安い価格で引取を行う予定だが、柔軟性は低いという。

ADNOC、シェル、BP、トタルエナジーズはコメントを控えた。三井物産はコメントの要請にすぐに応じなかった。

6月に最終投資決定を受けたこのプロジェクトは、シェルとトタルエナジーの中東・アジアLNG取引にとって鍵となることが期待されている。

国営石油大手のシェルは、再生可能エネルギーや石油化学とともに、将来の成長の柱となるガスとLNGに大きな野心を抱いている。LNGの生産量は現在約600万トン/年だが、将来的には1,500万トン/年に引き上げることを目指している。

ロシアのウクライナ侵攻後、天然ガスの需要が急増したため、湾岸諸国はその恩恵を受けようとしている。カタールは今年、ノース・フィールド・プロジェクトのさらなる拡張を発表し、世界有数のLNG輸出国としての地位を固めた。

ADNOCはすでに、ドイツのEnBWおよびSecuring Energy for Europe(SEFE)、中国のENN Natural Gasと供給契約を締結している。

このプロジェクトは、クリーンな電力で稼働するこの地域初のLNG輸出施設となる見込みだ。

ロイター

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