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リビアの難民シェルターで爆撃により7名死亡

リビアの首都トリポリのミティガ空港への攻撃の後、火災と闘う消防士たち。(AFP/資料写真)
リビアの首都トリポリのミティガ空港への攻撃の後、火災と闘う消防士たち。(AFP/資料写真)
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18 May 2020 11:05:45 GMT9
18 May 2020 11:05:45 GMT9
  • リビアは、長い間同国を支配してきたムアンマル・カダフィが倒されて後に殺された2011年の内乱以来、混乱が続いている。

カイロ: リビアの首都トリポリで難民用シェルターが爆弾による攻撃を受け、バングラディシュから来た5才の子どもを含む少なくとも7人が死亡したと、保険当局が日曜に述べた。

日曜の遅い時間に行われた同市のフルナジ地区にある施設への爆撃は、少なくとも17名の負傷者も出した。負傷者の中には52才のベンガル人移民とその5才の子どもも含まれると、同市の救急サービス担当広報官マレク・マーセットが述べた。この男性は死亡した子供の父親でもある。

これは東部を拠点とする軍司令官ハリファ・ハフタル配下の軍隊と、国連の支援を受けているものの力のない首都の政府と緩い同盟を結ぶ数多くの民兵の間のトリポリを巡る戦いにおいて、市民に対して行われた最新の攻撃だった。攻撃は、前回のトリポリでの衝突によって住む場所を失った人々が住むシェルターの一部に対して行われたと、マーセットは述べた。

救急サービスは、爆撃の責任がどちら側にあるのかは話していない。ハフタルの率いるリビアアラブ軍(LAAF)は昨年4月、トリポリを奪うため攻撃を仕掛けている。最近数週間は両陣営の外国支援者が軍事的支援を強化したことで、戦いが激化していた。

ハフタルはフランスとロシア、および中東の一部の国から支援を受けている。トリポリと同盟を結ぶ民兵はトルコの他、イタリアとカタールから支援を受ける。トルコは同盟者の強化を助けるため、今年これまでに軍隊と傭兵を配備していた。現在、主にシリアの戦場出身者から成る傭兵が両陣営で戦っており、ただでさえ入り組んだ代理人戦争をさらに複雑にしている。

今年これまでにトリポリと同盟を組む民兵はハフタルの軍から西部のいくつかの町を奪取すると共に、トルコが供給するドローンを使って主要軍事基地とタルフーナの町への攻撃を強化した。

ハフタルのLAAFは土曜、アルワティヤ空軍基地を攻撃しようとしていたトルコのドローンを撃墜したと述べた。トリポリと同盟を組む民兵はロシア製対空システムを破壊したと主張したが、この主張はLAAFにより退けられている。

リビアは、長い間同国を支配してきたムアンマル・カダフィが倒されて後に殺された2011年の内乱以来、混乱が続いている。それ以来同国は、東と西でそれぞれ武装集団や外国の支援を受けて敵対する2つの陣営に分裂してきた。

トリポリでの戦闘は、リビアを2011年の内乱と同じ規模の大災害へと押しやる脅威を与えてきた。

AP

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