
リヤド:サウジアラビアの漁業部門は、同王国の環境水資源農業大臣が開始した新たな直接財政支援プログラムにより、活性化されそうだ。
声明によると、アブドルラフマン・アル・ファドリ大臣は、漁業部門の発展に新たな地平を開き、産業を活性化することを目的としたリーフ・サウジ・プログラムの財政支援を監督する。
持続可能な農業農村開発プログラム(リーフ・サウジ)は、小規模農家や農村家庭の生活水準を向上させ、効率性と生産性を高め、生活様式と食料安全保障を改善するために、農村農業部門の改善を目指すものである。
このプログラムは、サウジアラビアの「ビジョン2030」の目標に沿ったもので、地域経済の強化など、いくつかの戦略的目標の達成に向けた重要な一歩となる。
また、サウジアラビアの環境・水・農業省が過去数年にわたり、魚類資源と漁業全体を保護するための国家プログラムの確立、小規模漁業者の漁船購入を支援するための譲許的融資の提供、紅海とアラビア湾の港の近代化の取り組みなど、漁業セクターを強化するための継続的な取り組みを行ってきたこととも整合性がとれている。
さらに、このプログラムでは、支援を受けようとする漁師は、サウジの職人カテゴリーかサウジの船員カテゴリーのいずれかの漁業免許を持っていなければならない。
また、漁師は公的機関や民間企業の従業員でなく、18歳以下であること、期間中は王国内に拠点を置くこと、さらに各漁業の所要時間は6時間以上であることが条件となっている。
今月初め、サウジアラビアは、漁業に特化した国連の特別委員会の議長国として、漁業セクターの発展に向けた国際的な取り組みを主導し、統一する役割を強調した。
同委員会はローマの国連食糧農業機関本部で開催され、王国のモハメド・アル・ガムディFAO常任代表が議長を務めた。
サウジ国営通信によると、サウジアラビアはこの会議の中で、2年間の議長国任期中に漁業セクターを促進・発展させ、その持続可能性を達成するための最も重要な取り組みについて検討した。