カイロ: AFP通信のレポートによると、米国務長官のアントニー・ブリンケン氏は水曜日の早朝にカイロに到着した。ガザ地区での捕らえどころのない停戦を確保するための努力は、レバノンでの爆発の波によってさらに複雑化している。
米国務省によると、ブリンケン氏はガザ地区での戦争開始から約1年が経過して10回目の中東訪問となるが、エジプト当局との交渉努力について話し合う予定である。
ブリンケン氏はエジプトの指導者アブドゥルファッターハ・エルシーシ氏と会談し、バドル・アブデラティ外相と記者会見を行う予定だが、今回の外交ではイスラエルを訪問しない。
米国政府高官は、水曜日にカイロで行われる会談で大きな進展は期待していないと非公式に述べたが、ブリンケン氏の訪問はイスラエルとハマス間の合意に向けた圧力キャンペーンを継続することを目的としている。
「彼はエジプト政府高官とさまざまな問題について会談するが、真っ先に議題に上がるのは、双方の合意を確保できると思われる提案をどのようにして得るかということだ」と、米国務省報道官のマシュー・ミラー氏は述べた。
今回の訪問は、ヒズボラのメンバーが使用していたポケベルが火曜日にレバノン全土で爆発し、少なくとも9人が死亡、約2,800人が負傷した事件の後に実施される。この事件は、イランが支援する過激派組織がイスラエルの仕業だと非難している。
米国は「関与しておらず」、また「この事件を事前に把握していなかった」とミラー氏は述べた。
イスラエルは最近、10月7日のハマスによる攻撃に端を発した戦争の目標を拡大し、レバノンとの国境沿いでのヒズボラとの戦いも含めることを発表した。
AFP