チュニジア、カイルアン:ユネスコ世界遺産に登録されているカイルアン旧市街で16日、街を囲む歴史的な壁の一部が崩落し、修復作業を行っていた3人の石工が死亡したとチュニジア当局が発表した。
市民保護局によると、この事故では他にも作業員2人が負傷し、フロガーズ門の近くに位置する高さ6メートル(約20フィート)の壁が30メートル(約100フィート)の長さにわたって地面に崩れ落ちたという。
同局のモエズ・トリア報道官はAFP通信に対し、旧市街を囲む全長3キロの壁で「チームが修復作業を行っていた」と語り、事故は「ここ数日、この地域で降り続いた大雨に関係している可能性がある」と付け加えた。
西暦670年に建設されたカイルアンは、北アフリカで最も神聖な街の1つであり、人気の観光名所となっている。ユネスコ世界遺産には1988年から登録されている。
AFP