林芳正官房長官は金曜日の東京での記者会見で、パレスチナの国連加盟を勧告する決議案にアメリカが拒否権を行使したことは「遺憾だ」と述べた。
日本、フランス、中国、ロシア、韓国を含む12カ国が決議案に賛成した。イギリスとスイスは投票を棄権した。
パレスチナは投票権を持たない国連の常任オブザーバーである。正式な国連加盟国になるには、安全保障理事会で加盟勧告決議が採択され、総会で承認される必要がある。
日本はパレスチナを国家として承認していないものの、この決議に賛成した。
「パレスチナは加盟要件を満たしているという認識に基づき、中東和平の実現に向けて総合的に判断した」と日本政府トップの林官房長官は語った。
日本政府の上村司中東和平担当代表は、木曜日の採決後の安保理会合で、「この重大な瞬間に、日本は包括的な決定として本日の決議案に賛成した」と述べた。
日本は「当事者間の平和的交渉を通じてパレスチナ国家の樹立を促進するという観点」を考慮した、と上村氏は付け加えた。
時事通信