
東京:東京の羽田空港は、日本への旅行者数が急増する中、労働力不足を回避するため、貨物コンテナを牽引する無人運転車を試験的に導入している。
全日本空輸(ANA)と豊田自動織機の共同開発者は、世界で最も忙しい空港のひとつである羽田空港で、最大13トンのコンテナを牽引することができる車両を開発したと声明で発表した。
一度に最大6個のコンテナを牽引することができ、運転席には運転手がいない状態で、航空機と空港ビルの間を約2キロメートル(1.2マイル)の距離を小走りで移動する。
このレベル4車両は、特定の環境では人間との対話を必要としない(ただし、人間のドライバーが制御を要求することはできる)ことを意味し、7月1日から稼働している。
日本の空港では初となるこの試みは、政府が支援する航空輸送業界の革新に向けた取り組みの一環であり、両社は来年末までにこの車両を完全に運用することを目指しているという。
日本のもうひとつの空港、関西空港(大阪にある)は、バッグを紛失したことがないとしているが、2030年までに観光客数を6000万人に倍増させるという大きな課題に直面している。
急速に高齢化が進む日本では、世界第2位の高齢者人口を抱え、世界第4位の経済大国である日本の多くの産業が労働者不足に苦しんでいる。
今年、国内の空港ではすでに航空燃料の供給問題が発生し、政府は先月、対策本部を設置したと報じられている。
自律走行車の試運転は日本でも行われており、政府は昨年からレベル4の自動運転車の公道走行を許可している。
AFP