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政府、ラピダスへの出資検討=次世代半導体の量産支援

政府は同社の研究開発に対し、これまでに最大9200億円の補助を決定した。(AFP)
政府は同社の研究開発に対し、これまでに最大9200億円の補助を決定した。(AFP)
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31 Aug 2024 06:08:27 GMT9
31 Aug 2024 06:08:27 GMT9

次世代半導体の国産化を目指すラピダス(東京)に対し、政府が出資を検討していることが31日、分かった。同社は北海道千歳市に工場を建設しており、2027年の量産開始に向け資金調達を進める。政府の出資で信用度を高め、民間からの出資や融資の呼び水にする狙いがある。

政府は産業競争力の強化や経済安全保障の観点から、半導体向けの国内投資支援に力を入れている。政府はラピダスへの支援を念頭に、政府の出資を可能にする法案を早ければ秋の臨時国会に提出する方向で調整中だ。 

ラピダスは、回路線幅2ナノメートル(ナノは10億分の1)と最先端の半導体を量産する計画で、実現には5兆円規模の巨額資金が必要となる。政府は同社の研究開発に対し、これまでに最大9200億円の補助を決定した。

一方、同社への民間企業の出資は、トヨタ自動車やソニーグループ、NTTなどからの73億円にとどまり、資本増強が課題だ。ラピダスは民間からの増資に向けても調整を進めている。

斎藤健経済産業相は30日の閣議後記者会見で、「現時点でラピダスに対する出資を決定した事実はない」と説明。その上で、関連法案については「ラピダスの取り組みに間に合うように、早期の国会提出に向けて検討していきたい」と語った。

時事通信

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