
米国でのコロナウイルス感染拡大がピーク越えの見通しの下、米国債価格の下落に続き火曜日、日本国債価格も続落した。
日本の10年国債価格は前営業日比4円安の152円22銭と下落したものの、取引はいまだ低調で、出来高は昨年の平均値の4分の1となる6400枚にとどまった。
一部の市場関係者はこの低出来高を在宅勤務の増加に起因するものと捉えている。
10年国債利回りは前営業日比で0.5bp上昇の0.005%、20年債は同1.5bp上昇の0.340 %となっている。
また、30年債と40年債も1bp上昇し、それぞれ0.455%と0.475%となった。
感染拡大阻止に向け数週に亘った制限から経済活動再開への期待が高まり、米国債の利回りは月曜日に若干の上昇を見せている。ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモは同州における感染拡大は最悪期を脱したとの見方を示している。
ロイター