
リヤド:公式データによると、外国投資家は9月にサウジアラビア証券取引所で約38億4000万サウジ・リヤル(10億2000万ドル)の株式を純購入し、前年比で947%増加した。
タダウルからの最新の月次報告書によると、2023年9月の外国人の純購入額は3億6600万サウジ・リヤルに達した。
サウジアラビアが世界的なビジネスの中心地となることを目指す中、外国からの投資を誘致することは、ビジョン2030の主要な目標である。Statistaの最近の報告書では、サウジアラビア市場の成長が強調され、同国の証券取引所の時価総額は2兆9300万ドルで、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域では第3位であることが指摘されている。
タダウルによると、今年最初の9か月間の外国人の純購入額は164億サウジ・リアルに達し、前年比で36%の増加となった。こうした国際的な購入を主導したのは適格な外国人投資家で、9月には37億8000万サウジ・リアルを拠出、一方、外国在住者による保有額は7662万サウジ・リアル増加した。
外国人のサウジアラビア株式保有総額は9月には4149億サウジ・リヤルに達し、前年同月比で13.39%増加した。一方、サウジアラビアの個人が主要市場で保有する株式の価値は9463.2億サウジ・リヤルで、前年同期比で18.71%増加した。機関投資家による株式保有額は9月末時点で8兆6600億サウジ・リヤルとなり、前年同期比で15.01%減少した。
湾岸協力会議(GCC)加盟国の投資家は、9月末時点でサウジアラビアの主要市場において777億2000万サウジ・リヤルの株式を所有しており、前年比で36.85%の増加となった。
並行市場に関する洞察
また、サウジアラビアの並行市場であるノム(Nomu)における外国人の所有分は、9月末時点で9億1407万サウジ・リヤルに達し、前年比で67.54%増加したことも報告書では強調されている。
この市場では、9月にはサウジアラビアの個人投資家および機関投資家が543億3300万サウジ・リヤルの株式を保有しており、前年比で16.73%増加している。
また、並行市場におけるGCC投資家による株式保有額は、前年比26.85%増の2億4744万サウジ・リヤルとなった。