東京:任天堂は火曜日、ファンが新型ゲーム機の発表を待ち望む中、上半期の純利益が前年同期比で60%も急落したことを受け、年間売上予測を下方修正した。
昨年、日本のビデオゲーム大手は大ヒット映画「スーパーマリオブラザーズ」と、ゼルダフランチャイズの40年近くで最も売れたゲーム「ゼルダの伝説 涙の王国」のリリースで成功を収めた。
しかし、同社を取り巻く環境は厳しさを増しており、人気はあるものの老朽化が進んでいるゲーム機「スイッチ」の後継機種について、2025年3月末までに発表すると約束している。
任天堂は、「前年度上半期のハードウェアおよびソフトウェアの販売台数は極めて高かった」と述べ、マリオ映画が「当社のゲーム専用プラットフォーム事業に活気を与えた」と付け加えた。
「今期の上半期にはそのような特別な要因はなく、ニンテンドースイッチの発売から8年目となる今期は、ハードウェアとソフトウェアの販売台数は大幅に減少した」と付け加えた。
4月から9月までの期間、任天堂の純利益は1087億円(7億1000万ドル)で、前年同期比で60%減少した。
京都に拠点を置く同社は、2023-24年度の4900億円から40%近く減少する3000億円という悲観的な通期純利益予想を据え置いた。
売上高は1兆2800億円と、前回予想の1兆3500億円から減少する見通しで、営業利益予想もより控えめなものとなった。
新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」は、新型コロナ感染症のパンデミック(感染爆発)の最中、あらゆる年齢層にとって必須の気晴らしとなったが、このゲーム機に対する話題性は薄れつつある。
任天堂は火曜日、「ニンテンドースイッチ」シリーズ全体の販売台数は、上半期に前年同期比で31%減の472万台となったと発表した。
また、ソフトの販売本数は前年比で28%近く減少したという。
「現時点では、任天堂は2024年の現行のSwitchコンソールの販売増加に注力しているため、次世代コンソールに関する多くのニュースは2025年1月中旬以降に発表される可能性がある」と、みずほ証券の小山剛史氏は決算発表を前に述べた。
アナリストによると、任天堂はここ数年、より幅広い層にアピールする戦略を追求している。
同社は先月、1889年にトランプ製造からスタートして以来の長い歴史を紹介する初の博物館を京都の改装された工場内にオープンした。
AFP