
ワシントンD.C.:ホワイトハウスは、米国の ジェイク・サリバン米国家安全保障担当補佐官が5日、イスラエルのエヤル・フラタ国家安全保障担当補佐官に対し、バイデン政権がイランの核兵器保有を阻止するには外交が最善策だと考えていると伝えたことを明らかにした。
さらに、サリバン補佐官がホワイトハウスでの会談で、外交が失敗した場合には米国には別の選択肢をとる用意があるとバイデン大統領が明らかにしたことにも言及したと述べた。
フラタ国家安保担当補佐官はワシントンを訪問中で、米当局者らによれば、この間、米イスラエル両国は機密情報を共有し、イランの核開発の進捗具合について認識をすり合わせることになる。
どのような行動が検討されているのか、軍事的な選択肢も含まれるのかという問いに、米当局者は「必要な措置を講じる」と答えるのみで詳細な言及は避けた。
また、この当局者はイランは「多くの当事国にウィーンでの交渉に戻る用意があるとの兆候を見せている」と指摘した。ウィーンでは今年、米イラン間の間接交渉が行われたが停滞したままだ。