東京:ソニーが、大ヒットゲーム「エルデン・リング」を手掛けた日本のメディア・コングロマリットであるカドカワを買収するために交渉していると、日経産業新聞やその他のメディアが火曜日に報じた。
日経は、交渉は「初期段階にあると思われる」と伝え、ブルームバーグは、ソニーが「カドカワへの買収提案の可能性を検討しており、両社は協議を行った」と、この件に詳しい無名の関係筋の話を引用して伝えた。
この買収が成功すれば、ソニーはゲームとアニメのポートフォリオを拡大することになる。2021年にクランチロールを買収したが、クランチロールはかつて米国にあった半合法的な共有サイトであり、現在は日本アニメのストリーミング配信の大手となっている。
AFPの取材に対し、ソニーはコメントを控えた。カドカワもコメントを控えている。
カドカワは、アニメ制作や漫画コミックなどの書籍出版で知られるメディア大手だ。また、ダークファンタジーのロールプレイングアドベンチャーゲーム「エルデン・リング」を開発した東京のフロム・ソフトウェアも所有している。
華麗なグラフィックと気の遠くなるようなバトルが特徴のこのゲームは、『ゲーム・オブ・スローンズ』の作者ジョージ・R・R・マーティンの協力を得て開発された。
「ソニーグループは、作品やコンテンツの権利を買収によって獲得し、ヒットタイトルに依存しない収益構造にすることを目指している」と日経は報じている。
「権利を保有することで、映画やテレビ番組でソニーの楽曲が使用されたり、他のアーティストがソニーの楽曲を演奏したりした際に、ロイヤリティを得ることができる」と日経は報じている。
ソニーは今月、ゲーム、音楽、画像センサーの販売好調により、第2四半期の純利益が急増したと発表した。
同社のゲーム機「プレイステーション5プロ」は11月に発売されたが、その価格(欧州では799.99ユーロ(約860ドル))はゲーマーの間で眉をひそめている。
AFP