
東京:日本株は2週間ぶりの安値に下落した。これは、投資家が原油価格の歴史的な暴落を受けてリスク資産への投資を控えたことに加え、今週末の企業決算を控えた警戒感がセンチメントを押し下げた形だ。
日経平均株価は日中までに1.20%下落して19,050.33まで下落し、消費財セクターとITセクターが下落をけん引した。
原油価格は、今週初めに米前月分の原油先物が史上初のマイナスに転じた後、水曜日には堅調に推移しましたが、価格の乱高下の度合いが他の金融市場を押し下げ、投資家は株式のロングポジションを取り崩しました。
また、コロナウイルスの流行による経済的ダメージが明らかになるとみられる今週末の決算発表を前に、投資家は日本株に大きなポジションを持つことを控えました。
日経平均では、161社の下落に対して60社の上昇となった。
最大の下落率は、産業機械メーカーの横河電機が4.72%の下落、石油精製会社の出光興産が4.37%の下落、デジタル時計メーカーのカシオ計算機が4.26%の下落となった。
また、化学メーカーの宇部興産が 3.6%増、海運会社の川崎汽船が 3.04%増、半導体検査装置メーカーのアドバンテストが 2.74%増となっています。
また、ゲームメーカーの任天堂は、もの言う投資家として知られるバリューアクト・キャピタル・パートナーズLPが、新たなエンタテインメ ント製品の開発が成長につながるとの期待から、11億ドル以上の株式を取得したと発表したことから、1.69%上昇した。
一方、東証株価指数(TOPIX)は0.67%下落して1,406.42となった。
東京証券取引所のメインボードで取引された株式の出来高は5億6000万株で、過去30日間の平均は19億6000万株だった。
ロイター