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サウジ国民、バーレーン国境でのCOVID-19検査撤回の決定を歓迎

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15 Jan 2021 08:01:40 GMT9
15 Jan 2021 08:01:40 GMT9
  • 代わりに、バーレーンまたはサウジアラビアの認可された検査機関で行われたPCR検査での陰性を証明する書類を到着後72時間以内に提出する必要がある

ヘブシ・アルシャマリ、ラシッド・ハッサン

リヤド:サウジアラビア東部地域の住民は、サウジアラビアからキング・ファハド・コーズウェイを経由して国に到着した人々がCOVID-19の強制PCR検査を受ける必要がなくなるというバーレーンの発表を歓迎している。

ただし、入国を希望する者は、到着後72時間以内にバーレーンまたはサウジアラビアの認可された検査機関で実施されたPCR検査の陰性を証明する書類を提出する必要がある。PCR検査の証明書の原本、またはモバイルアプリで表示された検査結果が提出可能だ。バーレーン当局はまた、国内にいる間、すべての訪問者が予防的な健康対策を遵守することの重要性を強調している。

この決定は1月17日に発効するが、バーレーンの公式通信社の発表によると、サウジアラビアからの旅行をより簡単にするためのものだという。

サウジアラビア東部地域の住民は、この決定は前向きな進展だと述べた。

「私はバーレーンに親戚が何人もいますし、バーレーンとの仕事の機会も多いので、今回の発表は大きな安心感を与えてくれました」と、ダンマムで働くエジプト出身のサメ・サミール氏は語った。「今では、親戚や友人に会うために、そしてビジネスのために、簡単にバーレーンを訪れることができるようになりました」

ダンマムに住むインド人駐在員のファクルディン・アフマド氏は、次のように述べている。「この免除によって、バーレーンとサウジの経済には数十億ドル分の利益があるでしょう。旅行制限の解除に続いて、何千人もの旅行者が予想され、サウジの観光業とホスピタリティ部門の回復が期待できます」

「バーレーンとサウジアラビアには観光と貿易にて長年の結びつきがあり、両国間の貿易は2020年の第3四半期までに43%の成長を遂げているため、国境を開けば経済を発展させることができます」

東部州商工会議所の理事会メンバーである実業家のハマド・アル=ハマド氏は、この決定は、ウイルスの拡散を防ぐためにサウジアラビア当局が行った取り組みに対するバーレーンの信頼を示していると述べた。

「サウジアラビアの手続きは世界最高と評されており、予防策と質の高い医療サービスの提供を重視しています。検査も最高の技術基準を採用しています」と、同氏は語っている。

同氏は、サウジアラビアは例外なく、国民と居住者に平等にワクチンを提供する最初の国の一つであると指摘し、このように付け加えた「この事実からサルマン国王と皇太子が採用している人道的な原則が見て取れますし、国王らは公衆衛生を守るために多大な努力をしています」

同氏は、この決定によってビジネスが円滑に運ぶようになり、二国間の貿易がさらに増加するであろうことから、経済にプラスの効果があるだろうと予測している。「パンデミックの間、(二国間貿易の)ボリュームは12%増加し、2020年の最初の3四半期で20億ドルを超えていますが、このことがバーレーンおよびサウジ間の年間貿易量の大幅な増加に寄与しています」と言った。

アルホバルに住むアミール・クスルー氏は次のように語る。「これは良い一歩です。駐在員として、また(専門の)仕入担当者として、これはとても意味のあることです。これらの規制によって行動が制限されていましたが、今では、移動も出荷の管理も簡単に行うことができます」

ダンマムのセールスコンサルタント、セラジュディン・カーン氏は、「バーレーンが強制的なPCR検査を免除したことで、両国への移動のためのコーズウェイが開かれたことに感謝しています」と述べた。

今回の決定はビジネスを強化し、貿易を活性化させ、COVID-19パンデミックの影響を受けた両国の経済をさらに発展させることになるだろう。訪問者数がパンデミック前の水準に戻り、コーズウェイはバーレーンの経済にさらなる収益をもたらすことになるだろう。

「COVID-19のパンデミックに非常にうまく対処し、管理下に置いた両国に感謝すべきでしょう。こうなったのも、サウジアラビアとバーレーンが世界保健機関(WHO)のガイドラインを遵守し、ウイルスの拡散をコントロールするために適切な措置を取ったおかげです」

サレム・バルハマー・ホールディング・グループのサレム・バルハマー会長は、バーレーンの決定は両国間の観光とビジネス活動を後押しするだろうと述べた。

「バーレーンに住む経営者の多くは、パンデミックの影響を受けています。私のプロジェクトの中には保留になったものもあり、その結果として失速したものもあります。私は入国港が開放されたらすぐにバーレーンに渡航するつもりです」と、同氏は述べた。

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