東京:日本の経済産業省資源エネルギー庁が発表した2024年10月の日本のサウジアラビアからの産原油輸入量は2,780万バレルで、全体の41.8%に相当する。
10月中、日本は6,653万バレルの石油を輸入し、そのうちアラブ諸国のシェアは97.8%の6,506万バレルであった。
日本のエネルギー安全保障におけるアラブ諸国の戦略的重要性は、日本の石油輸入にアラブ諸国が大きく寄与していることによって浮き彫りにされている。主な貢献国はアラブ首長国連邦、サウジアラビア、クウェート、カタールのアラブ4カ国と中立地帯である。
アラブ首長国連邦が最大の供給国として浮上し、3,180万バレルを供給、輸入総量の47.8%を占めた。2位のサウジアラビアに次いでカタールが270万バレル(4.1%)、クウェートが204万バレル(3.1%)を供給した。サウジアラビアとクウェートに挟まれた中立地帯は、日本の輸入総量の1.1%を供給している。
日本の地政学的な政策は、石油輸入を引き続き左右している。イランとロシアからの輸入禁止が続く中、10月のその他の石油供給国は中南米(0.9%)、東南アジア(0.8%)、オセアニア(0.3%)、アメリカ(0.2%)だった。