![エネルギー消費量は前年度比3.0%減少し、都市ガス4.1%減、石炭4.0%減、石油2.9%減、電力2.5%減となった。(AFP)](https://www.arabnews.jp/wp-content/uploads/2024/12/AFP__20180120__X83Q2__v1__HighRes__JapanLifestyleLandscape-1024x683.jpg)
東京:資源エネルギー庁が発表した2023年度のエネルギー需給速報によると、日本のエネルギー自給率は15.2%で、前年度比2.6%上昇し、2011年の東日本大震災以降で最高となった。
エネルギー消費量は前年度比3.0%減少し、都市ガス4.1%減、石炭4.0%減、石油2.9%減、電力2.5%減となった。
製造業の生産不振により業務部門が減少し、在宅勤務率の低下により家庭部門も減少した。
国内一次エネルギー供給量は前年比4.1%減少。化石燃料は7.0%減少したが、非化石燃料は10.6%増加し、再生可能エネルギー(水力発電を含む)が11年連続で増加した。
化石燃料では、石炭が8.4%、天然ガスと都市ガスが7.9%、石油が5.5%と、すべての部門で前年比減少が見られた。非化石燃料では、原子力発電が51.2%増加し、再生可能エネルギー(水力発電を除く)が5.5%増加した。非化石燃料のシェアは19.2%に増加し、過去25年間で最も高い水準となった。
発電電力の燃料別内訳を見ると、再生可能エネルギー(水力発電を含む)が1.0ポイント増の22.9%、原子力発電が2.9ポイント増の8.5%、火力発電が4.0ポイント減の68.6%であった。
CO2排出量は前年度比4.8%減の9.2億トンで、2013年度比25.9%減となり、1990年度以来の低水準となった。