
ボガール: 石破茂首相は土曜日に、日本はインドネシアに高速巡視船2隻を供与すると述べた。中国の主張が強まる中、東京は地域の海上安全保障協力を強化しようとしている。
石破氏はジャカルタを訪問し、インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領と様々な二国間問題について会談した際に、この誓約を行った。
「我々は、防衛装備品の技術協力を含め、海洋安全保障に関する実務レベルの防衛協議を確立することで合意した」
「また、インドネシアとの間で初めてとなる、政府安全保障援助による高速巡視艇の供与にも合意した」
また、地熱発電、水素、アンモニア、バイオ燃料などの脱炭素エネルギー分野での協力にも合意したという。
ジャカルタに到着する前、石破氏はクアラルンプールでマレーシアのアンワル・イブラヒム首相と会談した。
「我々の外交政策にとって、東南アジアとの協力強化は最大の優先事項のひとつだ」と石破氏は語った。
中国に対抗しようとするアメリカの後押しを受け、日本はこの地域での安全保障関係を深めている。
2016年に国際的な裁定が下され、中国の主張には法的根拠がないと結論づけられたにもかかわらず、中国は南シナ海のほぼ全域を領有すると主張している。
東京はすでに、北京との領有権争いに巻き込まれているフィリピンに装備品やその他の支援を提供している。
フィリピンは昨年、日本との重要な防衛協定を批准し、お互いの国土に軍隊を配備することを認めている。
マレーシアとインドネシアへの訪問は、石破氏にとって10月の就任以来初の公式訪問となる。
AFP