
東京:日本の大手銀行の幹部は11日、顧客の貸金庫から約14億円(900万ドル)相当の貴重品を盗んだとされる行員が警察に逮捕されたことを受け、謝罪し減給処分を受けた。
MUFG銀行の2支店での窃盗は4年に及び、昨年10月に発覚した。
解雇されたこの行員は、約60の貸金庫から約14億円相当の金、現金、その他の貴重品を盗んだと見られている。
日本の3大メガバンクのひとつである同行は、2006年にUFJ銀行と東京三菱銀行が合併して誕生した。
東京警察によると、この行員はいしむらゆかりと名乗り、やまざきという名前も名乗っていた。火曜日、2人の顧客の預金箱から2回に分けて金の延べ棒20本を盗んだ容疑で逮捕された。
警察は、銀行から報告された損失がより大きいため、後で他の容疑が追加される可能性があると述べた。この事件はまだ捜査中である。
減給される役員には、堀直樹会長、半沢淳一最高経営責任者(CEO)、山本正常務執行役員が含まれ、それぞれ3ヶ月間で30%の減給となる。他の2名の役員は3ヶ月で20%の減俸となる。
銀行は貸金庫のスペアキーの監視を強化し、銀行業務に対するチェックを強化すると約束した。顧客には徐々に損失が補償されるという。
「顧客と関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけしていることを心よりお詫び申し上げます」と声明で述べた。
AP