
アジア最大のスタートアップ・カンファレンス「SusHi Tech Tokyo 2025」が5月8日から10日まで開催される。
東京都の小池百合子知事は、東京イノベーションベースでこのイベントの主な詳細を発表し、最先端のイノベーションを通じて未来社会を形成する役割を強調した。最初の2日間は企業向けで、最終日は一般公開される。
2023年にスタートしたSusHi Tech Tokyo(サステイナブル・ハイシティ・テック・トウキョウ)は、先端技術による持続可能な都市の構築を目指している。このイニシアチブでは、人口動態の変化、環境・エネルギー問題、インフラの老朽化、伝統文化の保護など、世界的な課題に対処するために、多様なアイデア、デジタル技術、最先端のイノベーションを活用する。
小池氏は、SusHi Tech Tokyo 2025は、21世紀の社会を形成することを目指し、急速に発展する分野に焦点を当て、差し迫ったグローバルな課題の解決に貢献すると強調した。東京ビッグサイトで開催されるこのイベントでは、これらの分野における未来志向のソリューションが紹介される。
2024年に開催されたSusHi Tech Tokyoには、82カ国・321都市から約4万人が来場し、434のスタートアップ企業が参加した。
プレスリリースによると、2025年のイベントはさらに規模を拡大し、500のスタートアップ企業、5,000のビジネスミーティング、50,000人の来場者を見込んでいる。
出展する大企業の数は29社から約40社に増え、都市と国のパビリオンは約3倍に増えた。
東芝の島田太郎社長兼CEO、ビル・ゲイツ氏が設立したベンチャー企業ブレイクスルー・エナジーのアシュリー・グロッシュ副社長、カリフォルニア大学バークレー校のグローバル・スタートアップ・ハブであるバークレー・スカイデッキのキャロライン・ウィネット・エグゼクティブ・ディレクターなど、著名な講演者が名を連ねている。
SusHi Tech Tokyo 2025のハイライトは、スタートアップピッチコンテスト「SusHi Tech Challenge」だ。2024年11月1日に募集が開始され、3月にセミファイナリスト20社が選出され、投資家やエコシステムのリーダーたちの前でピッチを披露する。