
東京:日産自動車とライバルのホンダが先週、合併計画を白紙に戻したと発表したことを受け、ムーディーズは金曜日、日産自動車の格付けをジャンクに引き下げた。
ホンダが12月に発表した新持株会社の下で統合する計画ではなく、日産を子会社化することを提案したため、合併交渉は決裂したようだ。
日産は昨年、上半期の純利益が93%急落したことを受けて数千人の人員削減を発表していたが、現在は年間5億ドル以上の損失を見込んでいる。
「格付けは、日産の老朽化したモデル・ポートフォリオの需要鈍化による収益性の低迷を反映している」
「仮に日産がコスト削減や新型車投入などのリストラ計画を成功させたとしても、フリーキャッシュフローがプラスに転じるのは早くても2026年度以降になると予想される」
ムーディーズは日産の格付けを「Ba1」とした。これは、しばしばジャンクと表現される信用リスクの高いカテゴリーである。
ホンダと日産の合併交渉は、電気自動車で米国の巨人テスラや中国企業に追いつくための手段と見られていた。
フィナンシャル・タイムズ紙は今週、ホンダが日産の別のボスの下で交渉を再開する用意があると報じた。
FT紙は関係者の話を引用し、内田誠CEOが買収を強く主張していると伝えた。
しかし、ホンダの壬部俊宏社長との関係は、「ホンダが日産のリストラのスピードと財務上の問題の深さに苛立ち、悪化した」と同紙は伝えている。
AFP