
リヤド:サウジアラビアの観光部門は2024年に大幅な成長を遂げ、認可を受けたホスピタリティ施設の数は王国各地域で89%増の4,425となった。
観光省の公式スポークスマンMohammed Al-Rasasimah氏はXへの投稿で、この急増を 「目覚ましい 」と表現し、「観光セクターの成長を支援し、投資魅力を高める 努力を反映したものだ」と付け加えた。
また、この拡大は、旅行者の流入と、世界クラスのホスピタリティ環境を育成するという同省のコミットメントによって、王国の観光部門が著しく活況を呈している中でのことだと付け加えた。
同省は3月、2024年末までにマッカで認可されたホスピタリティ施設の数が1030に達し、前年比80%増になると報告した。
サウジ国営通信によると、この増加により、同州は王国内で最も認可施設と客室数が多い州として位置づけられ、訪問者の体験を向上させることへの同州の献身が強調された。
この動きはまた、サービスの質を向上させるための継続的な努力の一環として、マッカでホスピタリティサービスを利用する訪問者とウムラー巡礼者の権利を保護するための同省の献身を強化するものである。
「同省の検査チームは、すべての施設がライセンス要件を遵守していることを確認し、違反を発見し、観光法および観光宿泊施設規則に基づき罰金を科すために、年間を通じて定期的な監視および検査訪問を行っている」とSPAは述べている。
サウジアラビアのホスピタリティセクターはマッカ以外でも成長している。2024年第3四半期末までに、王国全体で認可されたホスピタリティ施設の総数は3,950を超え、2023年第3四半期から99%増加した。許可された客室数は443,000室となり、前年同期の214,000室から107%増加した。
世界的な不動産データプロバイダーであるCoStarによると、2025年にはマッカとマディーナでそれぞれ17,646室と20,079室が様々な開発段階にあるという。
これは、サウジアラビアが2023年の2,740万人から2024年には3,000万人のインバウンド観光客を記録したことを政府のデータが明らかにしたことによる。王国は2030年までに年間1億5,000万人の観光客の誘致を目指しており、観光部門の国内総生産への貢献度を6%から10%に引き上げる計画だ。
サウジアラビアのホスピタリティと観光業における積極的な拡大は、自国を世界的な旅行ハブとして位置づけ、宗教客やレジャー客に対応するという野心を強調している。