
ドバイ: 第3回アブダビ世界現地生産フォーラムは水曜日、世界保健機関(WHO)の中谷中谷祐貴子事務局長補(医薬品アクセス・保健製品部門)の出席のもと、閉幕した。
中谷事務局長補は閉会の挨拶で、しっかりとした医療システムを構築する上での現地生産の重要性を強調した。
このフォーラムは、世界中の保健システムが、必要不可欠な医薬品へのタイムリーかつ公平なアクセスを確保する上で、ますます大きな課題に直面している重要な時期に開催された。
「現地生産の強化は、より強靭な医療システムを構築するための基礎となる柱であり、UAEは他の国や地域にとって、総合的なアプローチで良い例を示している」と中谷氏は付け加えた。
中谷氏とともにフォーラムを締めくくったのは、サーニー・アル・ゼイユーディ外務担当国務大臣兼エミレーツ・ドラッグ・エスタブリッシュメント会長で、医薬品イノベーションにおけるUAEの世界的リーダーとしての地位を再確認した。
同大臣は「世界保健機関(WHO)とのパートナーシップのもと、このグローバル・フォーラムを開催できることを喜ばしく思う。これは、現地製造能力の拡大、研究開発システムの支援、医薬品の生産・流通における最高品質基準の維持に対するUAEの深いコミットメントを反映したものである」と述べた。
この3日間のフォーラムでは、現地生産体制を強化するための政策や規制の枠組み、資金調達や投資のための革新的な戦略など、8つの分野にわたってさまざまな議論が行われた。日本を含む141カ国から4,000人以上が参加した。
中谷氏はWHOに勤務する前は、日本の厚生労働省に勤務していた。