
東京:日本の吉野家は月曜日、次の成長段階としてラーメンに賭け、牛丼やうどんと並ぶ第3の柱に育てようとしていると発表した。
牛丼で有名なファストフード・チェーンである同社は、今後5年間の成長計画を発表し、ラーメン事業の営業利益を10倍の40億円(2800万ドル)を目指すと述べた。
2035年2月期の会計年度までに、ラーメンの販売で世界一になることを目指しているという。
この新事業計画は、日本の外食チェーンが食品価格の上昇-特に国産米と米国産牛肉-と、長年のデフレから脱却したばかりの日本で商品価格を上げることの難しさに苦戦する中で打ち出された。
「私はラーメンに大きな可能性を感じている」と成瀬哲也次期CEOは計画発表の記者会見で語った。
吉野家は、2029会計年度までにラーメン事業の売上高が400億円に達し、総売上高の13%を占めると見込んでいる(昨年は4%)。
吉野家は昨年、京都のラーメン店「宝産業」と「キラメキノミライ」を買収し、広島の「ウィズリンク」、東京の「せたが屋」を含むラーメンブランドのポートフォリオに加えた。
吉野家は、ラーメンの拡大はさらなる買収による無機的な成長を伴うと述べた。
ロイター