
東京:日本の最大の貿易相手国である米国への輸出は、ドナルド・トランプ大統領による関税引き上げの影響を受け、4月に2%近く減少した。
世界全体では、輸出は3月の4%増からわずか2%増にとどまり、3ヶ月ぶりに貿易赤字となった。
米国からの輸入は4月に11%以上減少し、輸入総額は2.2%減少した。
前四半期に経済が0.7%縮小した後、輸出の減少は成長の足を引っ張る可能性がある。
日本はトランプ政権に対し、日本からの輸入品に対する関税を撤廃するよう求めているが、今のところアメリカはそれに同意していない。
財務省の発表によると、4月の貿易赤字は1,158億円(8億400万ドル)だった。
最近、日本円は対米ドルで上昇し、円換算での輸出価値を低下させている。ドル相場は約144円で、1年前の約155円から下落している。
トランプ大統領が2度目の大統領に就任して以来、徐々に発効している関税を打ち負かすために企業が殺到したため、輸出は年初に回復していた。
対米貿易が苦戦する一方で、東南アジアなど他の地域への輸出は拡大している。
米国は、日本の対米貿易の柱であり、経済成長の主要な原動力である自動車の輸入に25%の関税を課している。トランプ大統領はこれらの関税の一部を緩和したが、鉄鋼とアルミニウムに対する高関税は維持している。
日本の4月の自動車輸出は前年比で6%近く減少した。
日本の関税交渉官である赤沢亮正経済再生担当相は、おそらく週末に行われるであろう第3回協議のため、近く訪米する予定だ。
AP