
トヨタ自動車は20日、エンジンの制御プログラムに問題があるとして、2019年12月~20年4月に製造した乗用車「ヤリス」計2万7622台をリコール(回収・無償修理)すると国土交通省に届け出た。
同省によると、アイドリング時の振動をスピードが出ていると誤検出して警告灯が点灯、横滑り防止装置などが作動しなくなる恐れがある。22件の不具合が報告されている。
また同社は、運転手が後部座席のシートベルトの装着状態を正しく確認できない恐れがあるとして、普通乗用車「カローラ」など4車種計7万8292台について、リコールに準じる改善対策を行うと同省に届け出た。
他の対象車は「カローラツーリング」「ヤリス」「JPN TAXI」で、19年7月~20年3月に製造。不具合は報告されていない。
時事通信社