
加藤勝信財務相は金曜日、少数与党が上院選挙で再び敗北する可能性が高まっている中、今後の財政政策に関する債券市場の懸念を認識していると述べた。
日本の国債は今週急落し、30年物国債の利回りが過去最高水準に達した。これは、日曜日に実施される参議院選挙で、石破茂首相率いる与党連合が過半数を失う可能性が高まっているとの世論調査結果を受けたもの。
「最近の市場動向が、今後の財政政策に対する様々な懸念を反映しているとの債券市場の認識は承知している」と、加藤氏は南アフリカで開催された主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者団に対し述べた。
「これらの市場の声に慎重に対応し、適切な債務管理を実施し、財政健全化に努めて市場信頼を維持していく」と加藤氏は述べた。
ロイター