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サウジの原油輸出、620万B/Dに増加 JODIS

サウジアラビアの5月の石油精製輸出量は12.12%増の137万B/Dに達した。シャッターストック
サウジアラビアの5月の石油精製輸出量は12.12%増の137万B/Dに達した。シャッターストック
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22 Jul 2025 01:07:41 GMT9
22 Jul 2025 01:07:41 GMT9

ダヤン・アブー・ティン

リヤド:Joint Organizations Data Initiativeによると、サウジアラビアの5月の原油輸出は日量619万バレルとなり、年率1.19%増加した。

この増加の原動力となったのは生産量の増加で、同月も前年同月比2.12%増の918万B/Dとなった。
これは、OPEC+生産者が過去数年間に導入された自主的な減産を徐々に解除する中、王国が段階的に増産を続けていることを示すものである。

JODIの数字は、世界の石油セクターにおけるより広範な市場動向の中で発表された。今月初め、サウジアラビア、ロシア、アラブ首長国連邦を含むOPEC+の主要生産国8カ国は、段階的な増産を加速させることで合意し、8月に予想を上回る54万8,000B/Dの増産を発表した。

OPEC事務局によると、今回の決定は、世界経済の回復力と健全な市場ファンダメンタルズに対する自信を反映したものだという。

OPEC加盟8カ国は、サウジアラビアが主導的な役割を果たすなど、OPECの正式方針とは別に220万B/Dの自主減産を徐々に撤回している。

これは、5月、6月、7月に毎月41万1,000B/Dを増産したことに続くもので、8月にはさらに急な増産が予定されている。

サウジアラビアの石油精製品輸出はさらに急増し、5月には12.12%増の137万B/Dに達した。

この増加の主な要因は、自動車・航空用ガソリンの出荷量が前年同月比25%増の32万5,000B/Dに達したことである。ガスディーゼルは2.62%減の59万4,000B/D、燃料油は3%減の16万1,000B/Dとなった。

ガス・ディーゼルは依然として精製輸出の大部分を占め、全体の43%を占め、次いで自動車・航空燃料が24%、燃料油が12%であった。

王国の製油所原油生産量は前年比7.64%減の272万B/Dとなった。

JODIによると、国内の発電に使用される原油の直接燃焼量は、5月に前年同月比23%増の4万8,000B/Dに達した。

この前年同月比の増加は、王国全土で人口増加が続き、家庭用および商業用の電力消費が拡大していることなど、複合的な要因によるものと思われる。

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