
横浜:苦境に陥っている自動車メーカーの日産は水曜日、米国関税、再編、販売台数の減少の影響を受け、5億3500万ドルの四半期損失を報告し、メキシコにある工場の生産を停止すると発表した。
日本第3位の自動車メーカーは、大規模な事業再建計画を進めており、世界中で約7つの工場を閉鎖し、従業員の15%を削減すると表明している。
日産は4月から6月までの四半期で営業損失791億円($535百万ドル)を報告し、LSEGが5人のアナリストを対象にした調査の平均予想損失1,239億円を下回った。
この結果は、5月に前年度決算を発表した際に同社が見込んでいた2,000億円の損失予想と比べたものだ。
「当社は回復の初期段階にある」と、イバン・エスピノーサCEOは決算発表後の記者会見で述べ、コスト削減で進展が見られると付け加えた。
日産は声明で、グローバル再編計画の一環として、メキシコのシバク工場での生産を2026年3月までに停止し、同工場の車両生産を現在の事業年度中にアグアスカリエンテス複合工場に統合すると発表した。
この発表は、日産が今月、国内の2つの工場、追浜工場を2028年3月までに、日産車体の湘南工場を2027年3月までに生産を停止すると発表した直後に発表された。
日産は1966年にシバック工場を日本国外での最初の拡張事業として操業を開始した。同社はこれまで同工場で650万台を超える車両を生産してきたと述べた。
同社の大幅な再編計画は、コスト削減と米国や中国などの主要市場での利益率と業績の回復を目的としている。
計画には、グローバル生産能力を350万台から250万台に削減し、製造拠点を17カ所から10カ所に削減する内容が含まれている。
ロイター