
東京:日本製鉄は水曜日、デンマークの風力タービンメーカー、ベスタス・ウィンド・システムズと、欧州、アジア、および日本市場向けのベスタス風力発電タワー用鋼材を供給する協力覚書を締結したと、経済産業省が発表した。
この合意は、輸入コストと化石燃料への依存を削減するために再生可能エネルギーが重要な役割を担う日本において、風力発電のサプライチェーンを強化するという経済産業省の広範な取り組みの一環である。
洋上風力発電は日本の再生可能エネルギー戦略の柱だが、風力タービンや部品は依然として輸入に大きく依存している。
ベスタスは、東北電力、イベルドローラ、東芝が建設する秋田県八方能代沖の 375 メガワットの洋上風力発電所など、日本で数多くの契約を獲得している。
6 月、経済産業省は、シーメンス・ゲームサ・リニューアブルエナジーと洋上風力発電分野における協力体制を発表した。シーメンス・ゲームサは、シーメンス・エナジーの風力タービン部門で、日本の電子部品メーカー TDK と風力タービン用磁石の供給に関する契約を締結した。
経済産業省は、風力発電、水素、アンモニアなどの分野における官民連携を推進するため、米国の大手エネルギー機器メーカー GE ヴェルノバとも同様の枠組みを開始した。
日本は、発電用の石炭やガスの輸入依存度を低減するため、2040年までに洋上風力発電の容量を45ギガワットに拡大することを目指している。しかし、3回の大規模な入札が行われたにもかかわらず、コストの高騰や遅延により、計画は停滞している。
ロイター