
東京:日本のテクノロジー・コングロマリット、ソフトバンク・グループ株式会社は、4-6月期に4,218億円の利益を計上し、前年同期の赤字から回復した。
東京に本社を置くソフトバンクグループは、エヌビディアやオープンAIなどのAI企業に多額の投資を行っており、四半期売上高は7%増の1兆8000億円(120億ドル)となった。
ソフトバンクの2024年4-6月期の損失は1740億円だった。
同社はビジョン・ファンドを通じて様々なベンチャー企業に投資しているため、同社の運勢は変動しがちであり、リスクを伴う動きとなっている。
グループの創業者である孫正義氏は、AIに活気ある未来を見出すと強調している。
ソフトバンクはアーム・ホールディングスと台湾セミコンダクター・マニュファクチャリングにも投資しており、コンピューター・チップを製造する両社はAIの成長から恩恵を受けている。
「時代は間違いなくAIであり、我々はAIに注力している」とソフトバンクの後藤芳光上級執行役員は記者団に語った。「投資会社は浮き沈みを繰り返すものだが、最近は着実に成長している」。
ソフトバンクの他の投資も大きな成果を上げている。例えば、ソウルからスタートした「韓国のアマゾン」と呼ばれるeコマース企業、クーパンだ。クーパンは現在、米国やその他のアジア諸国で事業を展開している。
後藤氏は、キャッシュレス決済システムの一種であるPayPayのIPO準備は順調に進んでいると述べた。
同社はすでに、低信用力の消費者に銀行サービスを提供する米国の「ネオバンク」であるチャイムや、個人投資プラットフォームであるEtoroのIPOを行っている。
AP