
東京:世界最大級の発行部数を誇る日本の読売新聞社は、検索エンジンで同社のコンテンツを「記事無断利用」したとして、米国のAI企業Perplexity(パープレクシティ)社を提訴した。
読売新聞によれば、木曜日に提起された訴訟は、自社のコンテンツを使用するAI企業に対する世界中のメディア企業による訴訟の一つであり、日本の主要な報道機関としては初めてだという。
読売新聞は「パープレクシティは、多大な労力と費用を投じてきた報道機関の活動結果にただ乗りしている」と非難している。
同紙の広報担当者は、「正確なジャーナリズムに悪影響を及ぼし…民主主義の根幹を揺るがしかねない」と付け加えた。
東京で提訴された訴訟は、2月から6月にかけて「無断で」使用された12万件の読売記事に相当する22億円の損害賠償を求めている。
また、パープレクシティのユーザーが新聞のウェブサイトではなく、パープレクシティの検索サマリーだけをクリックし、トラフィックを減らしているとして、広告収入の損失に対する損害賠償も求めている。
読売新聞の1日あたりの発行部数は約600万部で、2010年の1,000万部以上から減少している。
パープレクシティからのコメントはすぐに得られなかった。
10月にウォール・ストリート・ジャーナル紙とニューヨーク・ポスト紙が訴訟を起こした後、パープレクシティは多くのメディアの「敵対姿勢」を「近視眼的で、不必要で、自滅的」と批判した。
彼らは「公に報道された事実が企業によって所有され、誰もその公に報道された事実に対してチャージを払わなければ何もできないような世界を好んでいる」と述べた。
「私たちは皆、人々に素晴らしい新しいツールを提供し、純粋にリーチを拡大するビジネスを構築するために協力し合うべきである。
AFP