東京:「スモモモモモモモモ」という名の若い牝馬が初勝利をあげ、日本の競馬ファンが祝福する一方、実況アナウンサーは不運を嘆いた。
東京の大井競馬場で1日、3歳の同馬は終盤に劇的にスピードを上げて勝利を獲得した。12戦目での勝利だった。
同馬はこの珍しい名前のため日本のSNSで注目の的となり、ファンやテレビタレントがそろって初勝利に声援を送った。
「やっと勝った。実況アナ泣かせの馬名!」と、あるTwitterユーザーは投稿。
また、「やっと普通に言えるようになったんですよ」と投稿した人も。
日本のテレビでは、「スモモモモモモモモ」が最後の直線を疾走する際、実況アナウンサーが同馬の名前の8つの「モ」を見事に言ってのける様子が放送された。
この名前は、「スモモも桃も桃のうち」という日本の早口言葉が元となっている。
『日刊スポーツ』によると、競馬場のショップでこの若い牝馬のぬいぐるみが販売中で、同馬の人気に「火が付き」そうだという。
町田直希騎手は、ファンの応援が勝利につながったと語った。
『日刊スポーツ』は、「ああいう声援があると、ゴール前は気持ちいいですね」という同騎手の発言を報じた。
AFP