

ジュベイル:サウジ国営通信によると、ジュべイル工業都市は世界最大の統合スマート灌漑システムを運用している。
ジュベイル・ヤンブー王立委員会(RCJY)の情報を引用した同報道によると、同システムは12,200台以上のスマートデバイスを含む統合コントロールセンターによって管理されており、毎日約120万件の信号を処理しているという。
「このシステムは、サウジ・ビジョン2030の環境維持、資源管理におけるデジタルトランスフォーメーションの推進、高効率なスマートシティの活性化という目標に沿った国家モデルとして機能している」とSPAはRCJYのサファル・アルヌタイファット運営・保守マネージャーの発言を引用して伝えた。
アルヌタイファト氏は、同委員会は11.6千キロメートルに及ぶ広大な灌漑ネットワークを管理していると説明した。
スマートシステムの利用により、RCJYは運転とメンテナンスのコストを35%以上削減し、また、灌漑用水として処理水をリサイクルすることで持続可能性を支援しており、その量は1ヶ月あたり約280万立方メートルである、と同委員会幹部は述べた。
アルヌタイファット氏はさらに、このシステムは「サウジ・グリーン・イニシアチブ(SGI)の目標に沿って、天然資源の消費を合理化し、植生を増加させ、地域の気候変動と闘う努力を強化することで、王国の優れた国家的経験のひとつを表している」と述べた。