
リヤド:中国からサウジアラビアへの外国直接投資は2024年に増加し、中国からの直接投資総額は2023年の241億SRから28.8%増の311億SR(82億ドル)に達した。
サウジ国営通信によると、投資流入額は前年比164%増の86億SR、純流入額は3倍以上の70億SRに急増し、王国市場に対する投資家の信頼の高まりと中国との経済パートナーシップの強化を浮き彫りにした。
中国からの直接投資の増加は、サウジアラビアが「ビジョン2030」の下、経済の多様化に向けた取り組みを強化していることに起因する。
ハーリド・アル・ファーレフ投資相は8月24日から29日までハイレベル代表団を率いて中国を訪問する。今回の訪問は、サウジアラビア・中国ハイレベル合同委員会の枠組みと、アル・ファーレフ大臣と中国の王文涛商業大臣が共同議長を務める貿易・投資・技術に関する合同委員会の下で行われる。この委員会の第5回会合は2025年5月に開催された。
両国間の貿易額は年間1,000億ドルを超え、中国はサウジアラビアにとって最大の貿易相手国となっている。
中国の投資は製造業に集中しているが、金融サービス、保険、建設、鉱業、技術、貿易、インフラ、医療にも及んでいる。
今回のサウジアラビア訪問では、上海では石油化学および産業バリューチェーンに焦点を当て、北京では金融パートナーシップおよび国有企業との協力について協議する。
代表団はまた、産業施設を訪問し、香港での資本市場活動に参加する。
今回の訪問は、2023年12月に開催されたサウジアラビア・中国投資フォーラムを含む二国間協力におけるこれまでのマイルストーンに基づくもので、同フォーラムには1,200人の政府・民間セクターのリーダーが集まり、エネルギー、農業、観光、鉱業、金融、物流、インフラ、技術、医療などのセクターにわたって60以上の覚書が交わされた。
アル=ファーレフ大臣はまた、2024年5月に開催された中国・GCC産業・投資協力フォーラムにも参加し、50人以上のサウジ政府高官やビジネスリーダーが出席した。