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日本の労働力高齢化を補うために造られたロボット、コロナウイルスで新たな役割

Mira RoboticsのCEOである松井健氏が、会社研究所でのデモで、人型ロボットのugoを自ら操作。同社従業員がugoの調整を行う。(ロイター)
Mira RoboticsのCEOである松井健氏が、会社研究所でのデモで、人型ロボットのugoを自ら操作。同社従業員がugoの調整を行う。(ロイター)
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10 Jun 2020 07:06:02 GMT9
10 Jun 2020 07:06:02 GMT9

東京:Mira Roboticsは、縮小する日本の労働力を補うためにロボット「ugo」を開発したが、同社CEOによれば、このスタートアップ企業はパンデミックとの戦いに同社ロボットを投入。

ロイターの取材に対し、CEOの松井健氏は「コロナウイルスの蔓延で、人との直接の接触の機会を減らすことができるロボットの必要性が創出された。シンガポールやフランスなど、海外からも問い合わせがある」と語っている。

遠隔操作ロボットの最新機能は、ドアハンドルのウイルスを消毒する紫外線を照射するハンド・アタッチメントである。

人口減少に加え、外国人労働者受け入れに対する消極的姿勢から、日本の労働力人口は年間50万人以上減少し、日本でのロボット開発に拍車をかけている。コロナウイルス関連の需要の出現で、さらにこの動きは加速すると思われる。

Mira Roboticsのugoは、高さ調整可能なロボットアームを車輪に取り付けた構造で、ラップトップPCとゲームコントローラとのワイヤレス接続でリモート・コントロールされる。ロボットの使い方を学ぶのには、30分程度しかかからない。松井氏によると、オペレーターは1人で最大4台のロボットを制御できる。松井氏によれば、レンタル料が月額約1,000ドルのugoは、警備や機器の検査といった業務だけでなく、トイレなどの清掃用途にも使える。

松井氏は2年前にスタートアップを立ち上げているが、現在稼働しているugoは東京のオフィスビルの1台だけである。

ロイター

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