Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • ビジネス
  • ソフトバンク元社員に懲役2年求刑=ロシア外交官に情報漏えい―東京地裁

ソフトバンク元社員に懲役2年求刑=ロシア外交官に情報漏えい―東京地裁

Short Url:
17 Jun 2020 12:06:40 GMT9
17 Jun 2020 12:06:40 GMT9

ソフトバンク元社員による在日ロシア外交官への情報漏えい事件で、社外秘文書を取得した不正競争防止法違反罪に問われた同社モバイルIT推進本部の元統括部長、荒木豊被告(48)の初公判が16日、東京地裁(赤松亨太裁判官)であった。荒木被告は起訴内容を認め、検察側は懲役2年と罰金100万円を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求め、即日結審した。判決は7月9日。 

 荒木被告は被告人質問で、パソコン画面に表示された社外秘文書をカメラで撮影し、私物パソコンで暗号化する手法をロシア人から指示されたと説明。2回に分けて計40万円の報酬を得たといい、「一度は断ったが、役に立ってあげたいと思ってしまった。ばかなことをした」と述べた。

 論告で検察側は「私欲目的で極めて安易。事件が社会に与えた影響は甚大だ」と非難。弁護側は「ロシアの諜報(ちょうほう)機関員と思われる人物に、言葉巧みに犯行を決意させられた。懲戒解雇されるなど制裁も受けている」と寛大な判決を求めた。

 起訴状などによると、荒木被告は昨年2月18日と同3月26日、業務用パソコンから同社サーバーにアクセスし、電話基地局の動作確認などに関する社外秘の作業手順書3点を不正に取得したとされる。

JIJI Press

特に人気
オススメ

return to top

<