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ドバイのアルハブトゥール・グループ、ハンガリーやその他の中央ヨーロッパ諸国で大規模な投資を計画

インターコンチネンタル・ブタペスト(上)からは、ドナウ川や、セーチェーニ鎖橋、昔の宮殿、国会議事堂などの歴史的建造物が見渡せる。(インターコンチネンタル・ブタペスト寄贈写真)
インターコンチネンタル・ブタペスト(上)からは、ドナウ川や、セーチェーニ鎖橋、昔の宮殿、国会議事堂などの歴史的建造物が見渡せる。(インターコンチネンタル・ブタペスト寄贈写真)
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18 Jun 2020 10:06:23 GMT9
18 Jun 2020 10:06:23 GMT9

ロマー・M・バラバ

ドバイ:アルハブトゥール・グループがハンガリーやその他の中央ヨーロッパのいくつかの国で大規模な投資の動きを計画していると、このドバイの複合企業に近い情報筋がアラブニュースに語った。

同グループの意思決定者と接点を持つこの情報筋はアラブニュースだけに対し、同社が現在ハンガリーの首都ブタペストのホスピタリティ施設や娯楽施設、さらには医療施設に対するチャンスを評価している最中だと述べた。

EUに加盟するハンガリーは、その企業寄りで税率の低い経済体制から、外国からの直接投資にとって最高の可能性を持つ欧州の国の1つとして売り込まれてきた。

しかしこのスカウト活動には他の中央ヨーロッパ諸国も含まれており、また同グループは最近のコロナウイルス危機のため利用可能になったチャンスも評価対象に入れていると、同情報筋は述べた。

この投資戦略は、ホテル界の大物カラフ・アルハブトゥールが創業したこのドバイのホスピタリティグループがすでに保有しているポートフォリオの強化にもなるはずである。

このドバイのグループがブタペストに所有するホテル物件の数は増え続けている。その中には、ドナウ川およびセーチェーニ鎖橋や昔の宮殿、国会議事堂などの歴史的建造物の眺めを提供する象徴的なインターコンチネンタル・ブタペストや、2012年にル・メリディアン・ブランドの下で購入した歴史あるリッツカールトン・ブタペストなどが含まれる。

[caption id="attachment_16768" align="alignnone" width="500"] アルハブトゥール・グループの創業会長カラフ・アルハブトゥールはドバイに7つのホテルの他、自動車販売店や居住用物件、学校も保有する。(AFP)[/caption]

アルハブトゥールのポートフォリオに入っている他の欧州のホテルの中には、ニューヨークに上場するスターウッド・ホテル&リゾートから7,880万ドルで買収したウィーンのホテル・インペリアルや、ヒルトン・ロンドン・ウェンブリーが含まれる。同社はこの2つの物件を2016年に購入した。

[caption id="attachment_16769" align="alignnone" width="500"] ウィーンで138室を持つホテル・インペリアルは当初、ヴュルテンベルクのフィリップ王子の公邸として1863年に建てられた。(AFP)[/caption]

ホテル・インペリアル・ウィーンは当初、ヴュルテンベルクのフィリップ王子の公邸として建てられ、その後1873年の世界博覧会の前にホテルに改装された。ヒルトン・ロンドン・ウェンブリーからは、ウェンブリー・パークにある英国の国立サッカースタジアムを見渡せる。

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