
日本の金融コングロマリットSBIホールディングスの子会社が、ロンドンを拠点とする仮想通貨マーケットメーカーであるB2C2の少数株を3000万ドル(3,226,806,647円)で購入した、とB2C2は水曜日に声明を発表した。
彼らはまた、B2C2とSBIファイナンシャルサービシーズの間のパートナーシップの締結を発表した。これは、より機関投資家に焦点を当てた暗号通貨プレーヤーが既存の機関と提携して、クライアントのより複雑なニーズを満たすための追加的サービスを提供する最新の例である。
一方、SBIのような日本の証券会社は、不況により主な収入源である地元の個人投資家が打撃を受けたため、新たな収益源を模索している。
SBIはB2C2の流動性を利用して、暗号通貨を取引するクライアントをサポートする一方、B2C2はSBIのリソース、特にそのバランスシートを利用して、暗号資産やその他の資産クラスの両方に関するフルサービスのプライムブローカレッジ業務を開始すると、B2C2の創始者マックス・ブーネン氏はインタビューで語った。
プライムブローカーはヘッジファンドや他のアクティブなトレーディング企業にサービスを提供するが、ブーネン氏は、ファンドへのアクセスの欠如のために、決済や資金調達のようないくつかの典型的なプライムブローカレッジ業務は暗号通貨業界では十分進んでいなかったと言う。
しかし、同氏は、「私たちは暗号通貨だけに限定したくはありません。私たちは暗号通貨から始まったのですし、それは私たちがしていることです… この[プライムブローカレッジ]市場は年間200億の収益をもたらす市場であり、私たちはこのすばらしい市場に注目しています」とも語った。
現在B2C2は、銀行、ヘッジファンド、取引所に流動性を提供している。
同社は既に、世界で最も発展した暗号通貨市場の1つで、規制の枠組みを持つ日本での営業認可を得ている。
SBIホールディングスの社長兼CEOである北尾吉孝氏は、B2C2の声明の中で、SBIは革新的な新しい暗号通貨製品の開発に取り組むと述べている。
別のSBIの声明では、B2C2の株式を取得することが発表された。
ロイター