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鳥インフル、「清浄化」宣言=殺処分数は過去最多―農水省

来季以降も流行する事態に備え、農水省は、殺処分の対象を抑えられるよう農場の衛生管理を見直す検討に着手した。
来季以降も流行する事態に備え、農水省は、殺処分の対象を抑えられるよう農場の衛生管理を見直す検討に着手した。
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20 Jun 2023 10:06:01 GMT9
20 Jun 2023 10:06:01 GMT9

農林水産省は20日、家畜衛生の国際機関に提出した高病原性鳥インフルエンザの「清浄化宣言」が認められたと発表した。殺処分が最多の1771万羽に及んだ今季の鳥インフルエンザの収束が確認された。来季以降も流行する事態に備え、農水省は、殺処分の対象を抑えられるよう農場の衛生管理を見直す検討に着手した。

今季は昨年10月28日に国内感染が初確認され、26道県で猛威を振るった。感染拡大で卵の供給不足が深刻化し、JA全農たまご(東京)が公表する鶏卵の卸値は過去最高を記録した。 

国内では4月7日を最後に発生が途絶えた。農水省は5月13日をもって殺処分や農場の消毒など感染拡大を防ぐ措置が完了したとして、国際獣疫事務局(OIE)に清浄化宣言を提出し、認められた。

農水省は、農場の衛生管理区域を分割することで殺処分の対象を減らせるよう指針を見直す方針を示している。家畜衛生を検討する有識者会議の答申を踏まえ、8月下旬をめどに指針の改正を目指す。

時事通信

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