ファハド・アル・ザハラニ
リヤド:サウジアラビア資本市場庁(CMA)は、国内金融環境近代化の最新の取り組みとして、デリバティブ取引所の開設を計画している。
先物取引開始についての発表は、今年の第3四半期を締める前になるという。モハンマド・エル・クワイズ資本市場庁長官の言葉としてアシャルク・アル・アウサト紙が報じた。
「現在は、オプション取引や先物取引について集中的に取り組みながらデリバティブ取引所を開発している段階です」とエル・クワイズ長官は述べた。
同氏の発言は、中小企業庁(Monshaat)が開催したオンラインによるパネル討論会でのものだ。
新型コロナウイルスの市場への影響は第2四半期の収益でより顕著となることが見込まれ、規制機関はその対応としていくつかの手続きを緩和する取り組みをしていると彼は述べた。
サウジ証券取引所(タダウル)は、取扱商品を多様化して国際投資家たちの投資機会を増加させる戦略の一環として、デリバティブ商品を徐々に加えていくことを計画している。
それとは別にタダウルのハリド・アル・フサンCEOは、同取引所は数々の新規上場申請を受けており現在審査中であると明らかにした。これまでに3社が「ノム」として知られる並行市場への上場が承認されたという。