
ダイアナ・ファラー、ドバイ
日本の大手電機メーカー・東芝は、同社が保有するPCメーカー・Dynabookの株式を完全売却後、パソコンやノートパソコンの製造事業から撤退する。
2018年、シャープが東芝のPC事業の80%を38億円(3600万米ドル)で買収。今回、残りの株式をシャープに売却したと、東芝が発表した。
東芝は1985年、同社初のノートパソコン「T1100」を発売。東芝によると、T1100の重量は4kg、当初は欧州のみで販売を開始し、年間販売目標は1万台だったという。
その後、東芝はパソコン、ノートパソコンの生産台数で業界トップの座を獲得。しかし近年はノートパソコンの需要が減少。2015年には、通期純損失337億円(3億1800万米ドル)を計上していた。