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市場はOPECプラス主要会合を注視

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18 Oct 2020 08:10:01 GMT9
18 Oct 2020 08:10:01 GMT9
  • 米国の原油備蓄は383万バレル減少

ファイサル・ファエク

石油の需要回復は遅々たるもので悲観論や懐疑論が高まっているが、石油価格は比較的安定していた。週末までには、前週に近い水準に落ち着いた。ブレント原油はじりじりと上がって1バレルあたり42.93ドルをつけ、WTI原油も小刻みに上がって1バレルあたり40.88ドルとなった。両社の差は1バレルあたり2.05ドルに狭まった。

欧州ではウィルス感染の第2波によりディスタンシングが強化されており、後述の状況がなければ、ここ1週間の情勢を受けて価格が急落していただろう。

しかしOPECプラス産油国の努力により、価格への下げ圧力は緩和されている。今週のOPECプラス閣僚級共同監視委員会(JMMC)会合を前に同グループ内の結束が崩れているという観測もあったのにである。

同委員会は、11月末に予定されているOPECプラスの会合の前に、石油市場の状況と減産の遵守状況を確認することになっている。

会合では現在の1日770万バレルの減産を、2021年1月以降1日570万バレルまで(4月に合意した通り)緩和するのか、備蓄の増加を受けて減産レベルを維持するのかを決める予定だ。

サウジのムハンマド・ビン・サルマーン王太子とロシアのウラジミール・プーチン大統領は電話会談し、次回会合を前に市場の現況を確認し、参加国間の協力関係が続いていることを強調した。

こうした協力は、これまでのところ、世界経済が狂騒状態にある際に石油市場を安定させるのに非常に有効だった。

OPEC内外の産油国のパートナーシップは、サウジとロシアが主導的役割を果たしているが、エネルギー市場の信用を高めるものだった。

米国の原油輸出は需要低迷で14か月間の最低を記録した。1日210万バレルまで落ち込み、2019年8月の水準近くなって警戒感が高まっている。

来年もし価格が40ドル付近を越えず、パンデミックで経済が麻痺し続けることになれば、米国の原油輸出はますます落ち込むことが予想される。そうなると来年は石油の余剰が生ずる可能性がある。

合衆国エネルギー省の最新のデータによれば、米国の原油備蓄は382万バレル減少したが、それでも過去5年平均より約10パーセント多い状態が続いている。

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