
AIは2022年までに世界で7300万人の仕事を奪うと予想されている
・ AIは新しいスキルを必要とする1億3000万人の雇用を新たに生み出す可能性も
アラブニュース
ドバイ:「 人工知能が台頭する中、労働者の職業訓練への投資が新たな雇用を創出するだろう」。リヤドで木曜日に開催されたグローバルAIサミット「AI for the Good of Humanity(AIは人類の利益のために)」で出た意見だ。
サウジテレコムグループのCEOであるナセル・スライマーン・アル・ナーサル氏は、AIは2022年までに世界中で7300万人の雇用を奪うと予想されているが、労働者に職業訓練を行うことで1億3000万人の雇用を創出できると考えている。
「我々の政府(サウジアラビア)は教育に重きを置き、投資している 」とナーサル氏は述べた。これは産業界でのAI利用に備えて個人にスキルを身に付けさせる上で重要な取り組みであると説明した。
ナーサル氏はサミットの聴衆に対し、AIは退屈な仕事を奪うが、逆に新しいスキルを必要とする仕事を新たに生み出すことになるだろうと語った。
「AIができることと、(AIが持つ)可能性という2つの視点から見なければならない 」と述べ、AIは単なる技術ではなく、むしろエコシステムであると説明した。
ナーサル氏は、AIエコシステムの柱の1つは、技術提供者や産業界とのパートナーシップであると述べている。
デジタルトランスフォーメーションアドバイザーのアネット・ヌマ氏はサミットの中で、効率的に成果を上げるためには、公共セクターと政府が、学究機関や民間セクターの助けを借りてAIの開発を主導する必要があると主張した。