ロンドン:トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は火曜日、ガザ地区での戦争を阻止できなかった国連安全保障理事会を非難した。
国連総会での世界の指導者たちの会合で演説したエルドアン大統領は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と政府は「政治的利益のために、パレスチナ人、イスラエル人、そしてこの地域全体の生命を危険にさらしている」と述べた。
エルドアン大統領は、「私は国連安全保障理事会に呼びかける。ガザ地区での大量虐殺を防ぐために、この残虐行為、野蛮行為を止めるために何を待っているのか?」と述べた。
さらに、パレスチナの状況は「偉大な道徳的崩壊の兆候」であり、イスラエル政府は基本的人権を無視し、「あらゆる機会に国際法を踏みにじり、民族浄化を行っている」と付け加えた。
同氏は、この戦争はパレスチナ人に対する「明白な大量虐殺」であり、彼らの土地の占領であると述べた。エルドアン氏は、昨年10月以来のイスラエルの軍事作戦により少なくとも41,467人が死亡したと当局が発表しているガザ地区において、即時停戦を呼びかけた。
「即時かつ恒久的な停戦を実現し、人質と捕虜の交換を行い、人道支援を妨害されることなく途切れることなくガザに届けるべきである」と述べた。
「イスラエルに影響力を持つ国々は、この虐殺に公然と加担している。… 和平実現のために表立って活動しているはずの国々は、その裏でイスラエルが虐殺を継続できるよう、武器や弾薬を送り続けている。これは矛盾であり、不誠実である」
エルドアン大統領は、イスラエル政府が「常に足を引きずっている」ため、停戦が「ほぼ不可能」になっていると述べ、「和平を望んでいない」と指摘した。
エルドアン氏は、国際社会に対して「ネタニヤフと彼の殺人ネットワーク」を阻止するよう促し、イスラエルの首相をナチス・ドイツのアドルフ・ヒトラーになぞらえた。
「70年前にヒトラーが人類の連帯によって阻止されたように、ネタニヤフと彼の殺人ネットワークも人類の連帯によって阻止されなければならない」とエルドアン氏は述べた。