
日立製作所は9日、12月28日から1月8日までの期間、グループ全体で社員の有給休暇取得を推奨すると発表した。政府や経団連が年末年始休暇の分散化を呼び掛けていることを踏まえた措置。毎年の仕事始めに本社で行っている社長訓示は見送り、社内イントラネットに内容を文章として掲載する方向で検討している。
年末年始休暇の対象外となる12月28、29両日と、1月4~8日の計7日間について有休取得を促す。勤務する場合でも、可能な限り在宅勤務の利用を求める。期間中は、社員を集めた会議や行事は原則として行わない。
同社は、取引先は1月4日を仕事始めとする企業が多いとしつつ、「事業への影響を最小限に抑えながらも帰省時期の分散を促したい」(広報部)と説明している。
JIJI Press