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日本の輸出信用機関が日産に20億ドルを融資

日本第三の自動車メーカー日産は、失脚したカルロス・ゴーン会長による急速拡大から手綱を引き締める上で、主要市場に的を絞ろうとしている。(シャッターストック)
日本第三の自動車メーカー日産は、失脚したカルロス・ゴーン会長による急速拡大から手綱を引き締める上で、主要市場に的を絞ろうとしている。(シャッターストック)
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26 Nov 2020 09:11:00 GMT9
26 Nov 2020 09:11:00 GMT9

東京:日本の国営輸出信用機関が、米国での自動車販売を助ける与信契約の一環として、日産自動車へ最大20億ドル(2,080億円)を供与することに合意した。

日本国際協力銀行(JBIC)が11月25日(水)に新聞発表したところによると、その資金は、北米日産の一部門であるニッサン・モーター・アクセプタンス・コーポレーションに対する41億ドル(4,270億円)の与信契約の一部だという。

その輸出信用機関の声明によると、その資金によって日産は顧客に対し、月々の分割払いで返済できるローンを提供できるようになり、中国に次ぐ世界第二の自動車市場である米国で車を販売していく助けとなるはずだという。

米国は「日本の自動車メーカーにとって重要な市場だ。ビジネス戦略上、販売金融は重要な手段となっている」とJBIC は言う。

さらに、「今回の取り扱いは、日産の海外ビジネス開発のための財政的な支援となる」と述べた。

日産は日本第三の自動車メーカーで、失脚したカルロス・ゴーン会長による急速拡大から手綱を引き締める上で、主要市場に的を絞ろうとしている。

日産は、COVID-19 のパンデミックが引き金となった需要の落ち込みから回復基調に向かっており、新モデルによって米国と中国と日本で市場シェアを高めようとしている。

今月日産は2021年3月までの年次営業損失予測を28%減らし、とは言え今なお約3,400億円(32億ドル)という記録的な額となってはいるが、とりわけ中国における需要回復によって救われている。

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