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市場が原油生産量への対応を待ち、石油価格は上昇

OPECとOPEC+は、来年の石油生産政策に関する協議を火曜日から木曜日に延期した。(Shutterstock)
OPECとOPEC+は、来年の石油生産政策に関する協議を火曜日から木曜日に延期した。(Shutterstock)
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03 Dec 2020 04:12:26 GMT9
03 Dec 2020 04:12:26 GMT9
  • OPECと同盟国は、増産の可否を決定するための会議を2日延期、先行き不透明に

ロンドン:市場が生産国からの生産量に関する協定を待つ結果となり、水曜日の原油価格は上昇した。これは貿易業者は原産の方向が続くと見ていることや、英国のCOVID-19ワクチンの承認が需要回復への期待を後押しとなった。

予想外に米国が石油在庫を増加させたことや、OPECとその同盟国が、1月に生産を増やすかどうかを決定する正式な会議を2日遅らせたことで先行きが不透明となったことが、原油価格を直撃した。

ブレント原油先物は、ロンドン市場での午後終わりごろの取引で1.9%上昇して48.31ドル。一方、ウェスト・テキサス・インターミディエイトも約2%上昇して45.46ドルとなった。

米国石油協会(API)の業界統計によると、先週の米原油在庫は410万バレル増加。ロイター通信が実施した調査では、アナリストらの予想は240万バレルだった。

関係者の話では、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの同盟国、「OPEC+」と呼ばれるグループは、来年の原油生産量政策に関する協議を火曜日から木曜日に延期したという。

同グループは今年、コロナウイルスの流行が燃料需要を圧迫したため、日量770万バレル(bpd)の減産を実施した。

COVID-19の症例が急増する中、これらの削減は2021年1月から3月に繰り越すことが広く予想されていた。

しかし、UAEは今週、ロールオーバーを支持することはできても、2021年まで同じような大幅な減産を継続するのは困難だと述べた。

「エネルギー市場は、OPEC+が明日の会議を終えるまで、不安定な状態が続くだろう。ワクチンメーカーが予防接種開始日を発表していることから、原油価格は引き続き下支えとなるはずだ」と付け加えた。

英国は水曜日、米国やEUに先駆け、COVID-19のワクチンを承認した最初の西側諸国となった。通常生活への復帰と石油消費の増加に向けた第一歩となるかもしれない。

ロイター通信

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